名古屋の栄にある松坂屋美術館で開催中の「北斎 富士を描く」展を観てきました。

北斎と云えば『冨嶽三十六景』が有名ですが、今回の展覧会では、北斎が晩年に描いた『富嶽百景』も同時に展示されています。

今回のオイラのお目当てはこの富嶽百景の方。

三十六景はこれまでに何度か観たことがあったんですが、百景の方はもともと三冊の本にして出版されていたものなので、これまでに観に行った展覧会では展示の際に開かれていた頁の絵しか観れなかったのです。
しかし、今回の展覧会では本をバラバラにして一枚ずつ、すべての絵をパネルにしたものを展示してありました。

北斎が描く繊細で大胆な下絵を、彫り師の匠の技が美しい版画に仕上げています。

百景は白黒の作品なんですが、淡墨を用いてつけられた絶妙な墨の濃淡が、多色刷りに勝るとも劣らない素晴らしい奥行きを付けていました。

三十六景と百景、併せて約１５０点もの富士山の絵を、もう、これでもかというくらい堪能して大満足のひとときを過ごしてきました。


そう云えば、さなえさんは富士山に登られたそうですねぇ。
すごいなぁ♪、かっこいいなぁ♪

よ～し、オイラも来年は富士山に登るぞっ！